加熱する調理の方法は

火、水、木、金、土の5種類に大別できる。

「火」は直火(じかび)の意である。熱源に直接材料を近づけて加熱する方法で、魚を焼く、いもを焼くなどがその部類に属する。

一般に「焼き物」と称しているが、鉄板で焼くビーフステーキのような焼き物もある。

「水」は水蒸気を用いて加熱するもので、「蒸し物」と称する料理の調理法である。

茶碗(ちゃわん)蒸しのように器ごと蒸すものと、料理の下ごしらえとして蒸すものがある。

ウナギの蒲(かば)焼きをつくるときに蒸すなどが、それである。

「木」とは、木質を通じて加熱する方法である。

熱の不良導体である木質を通してふんわりとした味を形成するのだが、杉板を用いて加熱する杉焼きなどがこれに属する。

「金」は種類が多い。
煮物、揚げ物、炒(いた)め物など金属の鍋(なべ)を用いてつくる料理である。

それに同じ金属でも、鉄、銅、アルミニウムなど鍋の材質によっても調理法に相違が出てくる。

「土」は土鍋ばかりでなく陶板、石などを用いた調理法である。