イギリス料理は簡素で実質的な
家庭料理として知られている。
素材の持ち味を生かす簡単な調理法に特徴がある。
材料の組合せは単純で、幾種もの材料を用いて総合的な味として完成される繊細で手のこんだフランス料理とは対照的である。
この簡素で伝統的な家庭料理には、ボイルドビーフやランカシャーホット(ポット・アイリッシュシチュー)などの煮込み料理や、キドニーパイやミートパイ、ミンスミートパイに代表される歴史のあるパイ料理がある。
またヨークシャープディングや牛肉と腎臓のプディングのほか、クリスマスには欠かせないプラムプディングなど、各種のプディングもイギリス料理の特徴を示すものである。
ローストビーフは、まさに簡単な調理法が肉に応用されたイギリスの代表料理であり、これにはかならず前述のヨークシャープディングとホースラディッシュ(ワサビダイコン)が添えられる。
また、イギリスは狭い国土ではあるが、島国で周囲を海に囲まれ、そのうえ国内には大小の河川が数多く流れている。
そのため海産、淡水産の新鮮な魚貝類が豊富にあり、魚貝料理も多い。
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